東京都中央卸売 豊洲市場 青果仲卸

社長ブログ

「多いは少ないのはじまり」


弊社会長が口癖のようによく言っている言葉です。市場流通においては、代払い制度なるとっても便利な決済システムがあります。それは、仕入れより売上が重視されていて、売上をあげてしまえば間違っていようがいまいが決済が完了してしまうのです。同じ仲卸でもそれを悪用し、月末時期に「カラ打ち(架空請求)」をしていたところもあるくらいです。それは、信用を失墜させる絶対してはならないことです。
そこで、弊社のシステムの基本は、「仕入れ」に重点をおきました。当たり前のことなのですが、「代払い制度の穴」を管理する側がいち早く分かるのが「仕入れ」。仕入れ無き売上は存在しないし、在庫もない。同業経営者の悩みをよく聞くのが「架空在庫の発覚」これは、我々仲卸だけでなく荷受会社にもよく聞く話です。担当者が素直に損を計上しない結果が、会社の舵取りを狂わしてしまうことを。悪気がないだけにジャッジの難しさを感じます。