市場ってどんな場所であるべきか
- 2018年12月25日
- 社長ブログ
豊洲市場に移って早一か月が過ぎ、こちらの環境に慣れたところでいろいろな問題があることに気付いた。って言うより市場ってどんな場所であるべきかを考えさせられている。
築地市場は言うまでもなく築地地区いわゆる銀座・新橋という商業地区とともに成長しその名を世界にとどろかせるにいたった。その過程で欠かせなかったのは地域住民及び地域商業地区の小さな買い回り集団の行動にあると思っております。その小さな買い回りしている人たちが噂(評判)を流し、その噂通りの期待を裏切らない市場人のプロ行動こそそのブランドを構築できた要因のひとつと思っております。
「築地市場が立地だけでなく更に成功した総合市場の背景には、商売規模の大中小の仲卸が存在したことにあり、大中小の取引先を対応することができた」本来市場はそうあるべき存在ではないだろうかと。
荷受会社が売り上げ重視した結果、地方の市場は大型スーパーなどのセンターのようになっている現状。
豊洲市場に至っては、マルシェなるものを企画しているようですが、我々の業界の人間をそのプロジェクトに参加することもなく、イベント会社と行政ですすめ豊洲市場をアピールすると言っています。キーワードは我々の培ったものがあると。
実際のプロという仲卸との接触なしに何を考えているのだろう。消費者をバカににするのもほどほどにしたほうがいい。
ましてやそんなまやかし企画で9000万円という税金を使う意味があるのだろうか。