東京都中央卸売 豊洲市場 青果仲卸

社長ブログ

活字と会話


コロナ禍でネット(活字)で済ましてしまう事が余儀なくされています。ビジネスとしてはそれは証拠となり、思わぬトラブルを防ぐことになり、より正確な仕事ができる大変喜ばしいものです。

一方、仕事を含む相対でのやり取りはどうでしょうか。ラインなどのSNSの普及により、友人・家族などのコミュニケーション、仕事にかかわることも活字で済ましてしまう風潮っていかがなもんでしょうか。

日本語の特徴として含んだ言葉や相手に気遣う曖昧な表現が用いられます。それは、相手に対しての思いやりであり優しさです。イエス・ノーを外国のようにはっきりさせない思いやりのある日本語。その反面活字にすると、言葉の柔らかさいわゆるニュアンスが伝わりにくい。それを克服するがごとく絵文字やスタンプなるものが存在しますが、夢中になる会話によってはそれを忘れがちになることはないでしょうか。そこで、思わぬ心の行き違いによるトラブルに発展することを耳にします。

マスクを強いられる中、人間しかできない喜怒哀楽の表情というものが、隠されてしまうので、なるべく活字ではなく会話をすることがとても大事になってきている。世知がない世の中ではあるけれど、相手の心と会話をするように心がけてた方がいいと思うのは私だけでしょうか。

会話が苦手な人も、人間しかできない言葉という情報伝達(喜怒哀楽)としての会話、それは積み重ねることで相手の心がわかり「言わなくてもわかる」という思いやりが生まれてくるのではないでしょうか。

こんな時代だからこそ会話をしよう。

仕事と作業と時間


10年ぶりの国産松茸の大豊作で豊洲市場入荷量の通算35%という驚異の数量を睡眠時間4時間でこの3週間をやり抜き、疲労困憊ではあるけど、達成感というか、得意先への感謝というか、仕事に対して感無量とはこのことと実感しました。

実はこの仕事は、制御することができる。それは、受注のみの受け身の商売であれば睡眠4時間なんてことはない。最近インターネットでは「農家を助けるため」とか「市場で余ったものを売ってあげる」などと言われ放題。市場人は腑抜けになってるんでしょうか。「注文ないから買えない」って何?第一次産業を流通させる生鮮の仕事の本質を忘れてしまっているようにも思えます。「今日の売上は今日しかない」「泊めて(野菜を在庫する)儲かるのは宿だけ」と先人は教えてくれました。

さて、ここでどの業種にも当てはまると思う持論

「時間で作られた仕事を作業」

「仕事は時間に制御されることなく作業を作る」

自分の「仕事」と思っているのはどっちでしょうか。仕事をする人は時間的制約がある場合、俗にいう「時間を作る」のです。唯一の平等は24時間だけです。その時間の利用法次第では将来に格差ができると思っています。その時に悔しい思いをするなら、今からでも遅くない。本当の仕事をしよう。