東京都中央卸売 豊洲市場 青果仲卸

社長ブログ

仕事と作業と時間


10年ぶりの国産松茸の大豊作で豊洲市場入荷量の通算35%という驚異の数量を睡眠時間4時間でこの3週間をやり抜き、疲労困憊ではあるけど、達成感というか、得意先への感謝というか、仕事に対して感無量とはこのことと実感しました。

実はこの仕事は、制御することができる。それは、受注のみの受け身の商売であれば睡眠4時間なんてことはない。最近インターネットでは「農家を助けるため」とか「市場で余ったものを売ってあげる」などと言われ放題。市場人は腑抜けになってるんでしょうか。「注文ないから買えない」って何?第一次産業を流通させる生鮮の仕事の本質を忘れてしまっているようにも思えます。「今日の売上は今日しかない」「泊めて(野菜を在庫する)儲かるのは宿だけ」と先人は教えてくれました。

さて、ここでどの業種にも当てはまると思う持論

「時間で作られた仕事を作業」

「仕事は時間に制御されることなく作業を作る」

自分の「仕事」と思っているのはどっちでしょうか。仕事をする人は時間的制約がある場合、俗にいう「時間を作る」のです。唯一の平等は24時間だけです。その時間の利用法次第では将来に格差ができると思っています。その時に悔しい思いをするなら、今からでも遅くない。本当の仕事をしよう。