東京都中央卸売 豊洲市場 青果仲卸

社長ブログ

築地移転延期?


この話ってメディアにクローズアップされて、知らない人はもういない。実際そこで働く人の話も聞かず、推し進めた結果の出来事。

市場の機能は、有識者と言われる人たちが頭をひねり議論に議論を重ね作り上げたものと認識しております。荷受会社は全国どの市場でも同じ機能を持ち、同じルールで運用されています。それは、行政が開設者だから、市場法なるもののルールを荷受会社に従わせて運営をしているからです。

ここで一番大切なこと、それは市場のほとんどが地域とともに生き残っている現実です。市場いわゆる荷受会社の対応は全国ほぼ統一。全国展開をしているところにとっては、都合のいい話ですが、歴史のある築地にとっては地域を無視しては語れないものが存在します。同じ市場なのに、それぞれの個性が市場によって異なる。それは、仲卸によって各市場の特色が作られているということです。

まずこれを頭において考えると、この移転問題も本当に正しい判断なのかが分かってくると思います。せっかく立ち止まったのだから、まずは基礎の基礎から見直してはと思います。