買い回り仕入の限界
- 2022年05月02日
- 社長ブログ
築地という立地で、地域に有名問屋が集結していた市場は、買い出し人にとって便利であった。しかし、豊洲に移るとそうはいかない。買い回りバスによって軽減を狙うも不便さを感じる。頑張って6街区(魚)と5街区(野菜)を行き来するも距離があり、移動だけで往復30分は覚悟しなくてはならない。
豊洲に移転が決まってから、私は築地的仕入の限界を唱えていて、更にコロナによって、その限界を目の当たりにすることになり、日々不便さを愚痴るお客様にお決まりフレーズの「だから言ったでしょ」と言っております。
買い回り仕入をするお客様に、常に私は「仕入先の軸を決めて」と言っております。そのためには、仲卸の内容を知ることが大事です。仲卸は、大口得意先によってその機能が違います。120あまり同じような店構えなのですが、その内容は、個性豊か。市場において、より良い仕入をするためには、仲卸を知ることです。きっと自分に合った仲卸が見つかるはずです。
仲卸の経営も、いろいろな締め付けがあり、以前のようにはいきません。それが結局実需者にしわ寄せがいってしまうのです。だからこそ、その対策をこのコロナ禍のうちに修正したらと思います。
以前にも唱えたように、「仕入とお買い物は違う」のです。