東京都中央卸売 豊洲市場 青果仲卸

社長ブログ

難しくなったリーダーシップ


昭和生まれの我々は、上下関係が厳しいのは当たり前。不条理なことがあっても「そういうもんだ」って「我慢」して「辛抱」してきたもんです。今は、「権利主張して義務怠る」ってよく聞くけど、権利の主張が強くそれが先輩であろうと何だろうとコンプライアンスの元で本末転倒の話まで通ってしまう。

昭和の培ったリーダーシップは、もはやパワハラの域にさえ思ってしまう。感情コントロールが先ずは大事なことと思い知らされる。ついで、社員のサポーター的に考えなくてはならない。

こんな笑い話があった「生徒というお客様、教育というサービス」これってあの当時笑って聞いていた自分が現実になって苦悩している。

この間の公開ディスカッションの時にいみじくもジョークで「市場って活気あるでしょう。活気って一般の今の人はなんて言うかしってる?パワハラって言うんだよ」って。

大声張り上げて「バカヤロー!もがき・なやみ」って生鮮を取り扱う商人たちの活気。豊洲にきたら無くなった。

次世代のリーダーは、どうなっていくのか・・寂しさと期待が入りまじった複雑な気持ちなのは、私だけじゃないでしょう。


どこもかしこも人間関係


話題の吉本興業。社員からも「どっちの味方?」なんて聞かれたけど、当たり前の話をしたら当然会社側に決まっている。しかし、あの記者会見でガッカリ。給与を減らす前に辞任すべきでしょう。同じ経営者の視点から見て「情けない」と言わざるを得ない。

あの場に来る前に、彼はどういうプロセスで事を収めようとしたのでしょうか。きっと、会社のコンプライアンスばかり気にとめて相談相手を弁護士など先生方に重きをおいたのでしょう。現場たたき上げの社長さんではないのではないでしょうか。

まずは、経営者も役割が違うにせよその法人の従業員。役割の違う部署でも、できる限り会社を支える仲間に相談すべきではないかと思います。

私も似たような事例をいくつか経験をしています。私は、先ずは現場の人たち、特に主軸となる社員に投げかけます。返ってくる答えに対して、最終判断を決める。最終判断こそトップしかできない重要な役割と思っております。

一度決断したことは、決してブレてはいけない。ブレることが今後会社に影響を及ぼす。それは、経営者と従業員の信頼関係にひびが入るからである。

吉本の社長が、最初に言い放った言葉を撤回しなければ、それはそれで指示されると思います。少なくとも私は、社長という立場で最終判断ことは、その責任のの重さ、重大さなど社長にしかできない仕事をしたことと思うからです。それが周りに認められないと判断したならば、潔く辞任。減給は女々しい。



ちょっとおかしくないかい?


世界的に「それっておかしくない?」って事がおきている。世界の話や国政の話はさておいて、この豊洲市場にまつわることでも起きている。

東京都は、観光地と市場のツートップで開発を進めているのは、周知のとおり。しかしながら、築地からの歴史を引きずるだけに、人工的に観光地も市場も押し上げなくては都民が黙っていないのは分かる。

観光に関することには、多額な援助というべきものが垣間見える。5街区のテーマ施設。6億円という巨額な補助金?助成金?が用意され工事開始。そこに入るテナントが坪約5万円。

一方、市場には規制のみの話で、紙ベースでは支援をしますようなこと書いておきながら、実際は据え置き。

魚もまだ一年もたたないうちに倒産、店舗公募などあいついでいる。青果も同様の気配が見え隠れするように、低迷している。

いまこそ東京都の支援が必要なのにね~。一年たって世間がどういうか・・

冷夏の波状攻撃


こんな大事な時に・・ギックリ腰

長い梅雨が続き、気分もさえないところに冷夏。とうぜん野菜に影響が出て、予定通りに事が進まず商売もうまくいかないところにきて、ギックリ腰。

毎年、梅雨時になると腰が重くなってくるのですが、昨年は体重が8キロほど少なかったので気にもしませんでしたが、今年は気合充分の松茸が例年よりいまだに産量がなく、6月下旬の入荷量なんでヒマ。

ところが、諸問題いろいろありまして、じっと座る仕事が多くしかもストレスのせいか胃袋だけはやる気満々。あっという間にリバウンド。

で、ギックリ腰。さらにテレビ撮影の2日前。当然治るわけもなくご覧の姿でスタジオイン。

来月8月7日放送です。

低迷したら・・・


梅雨のせいなのか、経済のせいなのか、はたまた豊洲市場だからなのか。売れ行きが悪すぎる。

口々に出る言葉が「暇~」「どう?忙しい?」いやみがてらに「顔色いいね~儲かってるところは違うね~」返す言葉は決まって「バカいってんじゃないよ」

築地のときもこんな状態になったことがきっとあったはず。大きく違うのは、移転後に「覇気」がなくなったように思える。まだ、豊洲に移って一年もたっていないのに。行くまでのあの覇気はどこ行ってしまったんだろう。

想定外のことが次々と起き、右往左往している時に、世間では増税だの働き方だの我々に降りかかる問題・課題が山積に。

遠くばかりみているから足元が見えていないような気がする。先行きの見えない状態で前を見たってなにも見えない。

低迷したら、見えるものを着実にこなしていくしかないのではないかと。俗にいう原点に戻るということはそういう事ではないだろうか。

できることを信用・信頼というものを背負い、一歩一歩歩む。決して立ち止まらずに半歩でも足元を見て、時折背筋を伸ばしながら遠くを見る。

きっと未来のヒントが見えてくる期待も、忘れてはいけない

ポジティヴに生きる


環境の変化は、人間にとって一番ストレスのかかるもの。環境変化を嫌う動物の特徴のひとつ。

誰もが環境の変化を強制的に変えられるのは嫌なもんです。しかし、変わらなければ生きられない場面もあると思います。

環境が変われば、出来る事出来ない事がよくわかり、変わらなければならない自分を知ることにもなります。しかし、昔を惜しむ気持ちが出るときこそストレスを感じるときです。

未来は何もかもポジティヴに考えることはできません。むしろネガティヴに捉えそのすべてを想定内に納め、変化を恐れない強い一歩を踏み出す。

すべてのモノには、必ずプラスとマイナス作用があり「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」「山あれば谷もある」

ポジティヴに生きることは、ネガティヴな想定をどれだけできるかではないでしょうか。

働き方改革ポジティヴに


今年に入ってから景気のいい話がなく、令和になって期待するも業界は冷え切っているように思えます。

ついこの間もニュースでパワハラについて放送され、生鮮をタイムリーに扱うモノにとって日常に使われている言葉がNG。我々は、それが活気というムードのひとつと捉えていたが、NGのようです。しかし、それをパワハラと捉えるのか否かは、その言葉を受けたひとの感じ方だそうで。

同じような立場の人と話すとそんな活気がなくなるネガティヴな話ばかりでしたが、久しぶりにポジティヴな話を聞かされました。

仕事は10ある仕事は10やらなければならない。しかし、働き方改革で8にしないといけない。みんなは、8に減らすことを考える。そうではなくて、10ある仕事を8で仕上げる。すなわち時間の使い方改革こそ働き方改革の真骨頂であると。

仕事のできる人は、時間の使い方がうまい。同時に人の使い方もうまい。

西太の格言で「時間は寿命」ってのがある。まさにそのこと。時間を無駄にしないことこそが、働き方改革をポジティヴに捉えることになるのではないだろうか。

恒例!新潟産地商談


毎年この田植えが終わった時期から、得意先をつれて自分の作ってほしい商品、今自分たちが使っている商品がどういう風にできていて、何でおいしいのかなど日頃からの疑問を実際に生産者教えてもらえる機会を当社では作っています。当社では、視察はしません。

新潟県庁、新潟市職員も同行し、生産者が販路拡大に向けてJAだけに頼らない販売を実践で作っているツアーです。

かれこれ私も20年近く通いこんでいて、このうわさを聞いた農家が徐々に増えてきております。一方で、取扱量の少ない外食実需者は、なかなかこういった機会がありません。当社は、そういった声に応えるべく行政に働きかけ、この草の根運動ができるようになり、子会社である柏屋の新潟営業所を立ち上げることになり、やっと1年が過ぎようとしております。

さて、今回は日頃から新潟の野菜を使っていただいてる四川飯店グループの陳建太郎社長を筆頭に料理長を従えて、「二条唐辛子」を作らせることとその他新メニューのヒントになるものを探しにいきました。

お互いに真剣に勉強!

さあこれからどんな料理ができるのか楽しみです。

これから毎週毎週新潟へ

新潟産直野菜続々と!!


中原農園の糖度18度以上のトウモロコシ畑!今年は20万本!!

すずまさ農園の毎年恒例大好評のジャンボズッキーニ!!

来週は本格的に新潟のこだわり産直野菜がガンガンでてきます!思いっきり食ってください!

新潟産直情報!


さあ新潟も田植えが終わり本格的に野菜の出荷が始まります。

Facebookでも紹介しているとおり、八幡さんの大人気トマトがはじまりました。八幡さんの作る胡瓜・トマトは毎年プロの料理人のみならず、トマトにうるさい人たちを唸らず逸品です。

さらに天然山菜セットの販売もスタートします。毎年大好評の糸魚川地区の天然山菜。受注方式をメインとしていますので、係の者にオーダーをよろしくお願いいたします。