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社長ブログ

おカネ君の話


おカネ君は、臆病者で寂しがり屋。いつも自分の後ろについてくる。仕事を一生懸命やってるときは、前を向いているので、おカネ君がついてきているのに気づかない。

ある時、ふと気になって振り返ると、おカネ君はビックリして固まった。近づくと後ずさり。おカネ君ともっと近づきたくて、じりじりと詰め寄るとあたふたとおカネ君たちは、逃げるように離れていく。

きっとおカネ君たちに嫌われているんだと諦めて、また前を向いて仕事をすることにした。しばらくたって、何となくうしろがザワついているのに気が付き、ふと振り返るとおカネ君たちが前にも増して集まってきていました。でも、おカネ君たちに近づくと幾人か逃げて行った。

逃げて行ったおカネ君たちは、どこへ行ったんだろうと気になって、その行方を捜した。居ました。寂しがり屋で臆病者のおカネ君は、いっぱいおカネ君たちがいる安心して居られる人の元に。

仕事には対価は付き物。しかし、対価を求めて仕事はしてはいけない。先ずは、仕事を成功させること。黙って対価はついてくる。

時代の流れ・・というものの


令和になって時代の流れの早さを感じるようになってきた。コロナによって時間の使い方に、戸惑いを隠せない昭和の人(おれか…)。

昭和の市場は、月月火水木金金に感じてた。平成になっても一週間は6日。働く時間が生きがいになっていて、土曜日は、眠さを吹き飛ばし遊んでいた。日本中がそんな活気というかギラギラしていたように思える。

平成になると若干週休二日制が、社会において浸透し始めて、土日の連休というのが定番化してきました。そこで花の金曜日が盛り上がった。金曜日は、忙しかった。たった一日休日にしただけなのに、大いに盛り上がったように思える。

景気低迷のきっかけは、個人的に消費税の増税だと思う。そこからすべての歯車が、狂い始めたように思えてならない。そのタイミングで、次々と不運が舞い込んできて、今となってはコロナ&ロシアの侵略戦争の影響まで出始めている。

そんな中、昭和~令和の育ちの違いからくる考え方の違い。これにどの会社の中間管理職・中小企業経営者は、頭を悩ませる。あまりにも時代の流れが速すぎているのか、それとも昭和の連中の対応能力に問題があるのかはわからないけど、戸惑う日々。

これから令和生まれと話をするときが間近に迫っていて、それは昭和の人間にとって、明治の人間と話をするようなもの。きっと時代錯誤も甚だしいと言われるのでしょうか。

好きな仕事にしなきゃ


好きな仕事で一生を終われる人ってどれくらいいるのだろうか。我々の仕事は、教科書にもほんの少し出るだけで、その仕事と存在は、興味がある人しか知らない。有識者と言われる人でもなかなかその業務の深さを知るまでは、時間を要する。

好きな職業につける奴はそういない。就いた以上は、好きになるように努力しなくてはならない。先ずは、生活のため。生活ができるようになったら、よりよい生活、少しでも余裕が欲しい。そのためには、今以上の仕事をし、昇格・昇給によって社会的地位とともにそれを得る。そんな考え方が普通と言われるものなのだろうか。

嫌いな仕事を好きにするって大変なようで大変ではない。その仕事の見る角度を変えることで、案外好きになるかもしれない。やってみて、先輩・関係者に魅力を聞いて、総合的に自分で判断する。嫌だと思う気持ちばかりが先行するならば、辞めればいい。

但し、好きになろうという努力をしない者は、何やっても信頼されないと思う。できないものに一生懸命にやっている姿は、誰かがきっと見ていてくれる。

権利主張して義務怠る


自己中なのか周りに気配りできないのか、最近そういう無神経と言われる人の話をよく聞くし見かける。プライベートなら我慢もできよう。それが仕事となると大迷惑。社内のみならず取引先まで波及することもある。

そこで問題が「休暇」である。中小零細企業のハードルのひとつ。

有給については、社員がとるべき権利ですが、そこで義務を怠ってはいけません。この時の義務を履行するための重要なポイントが「引継ぎ」「周知」です。

自分しか知りえない事、自分が担当している事などは、誰かにフォローしてもらわなければ得意先に迷惑をかけるし、会社に損失を与えることになります。それには「引継ぎ」が不可欠です。

特にタイムリーに商品を販売することが要求される生鮮の仕事では、「休暇中に連絡が取れる状態」が義務として存在します。

当然、引継ぎが完璧なら、休暇中に連絡をすることはありませんし、周りが休んでいることを知っていれば、あらゆる面でのフォローができます。

報告・連絡・相談という情報伝達は、「人は必ず間違いを起こす」からやらなければならいことで、そのことで、周りに迷惑をかけないために、どの会社でも唱えていることです。「仕事ができる人か否かは、これができているかどうか」と言っても過言ではない。

これから、有給休暇を取らなければならいという権利のために、義務を怠らないように引継ぎと周知を徹底することを意識することです。

弱者はさらに弱者に


「そんな取引条件ってあるんだあ~」と思わず口にしてしまった。地元のガソリンスタンド。店主のおやじさんに聞いてみると、ガソリンスタンドが何故セルフになっていくのか、何故つぶれるのかが見えてきた。不条理な取引。まさに公正取引委員会に訴えればくらいのもの。

ガソリンスタンドは、元売り商社より前払いでガソリンを仕入れる。販売料金は、率で売価を決めるのではなく、額で売価を決める。例えば150円原価に対して10円の利益を載せて160円売り、200円でも210円。カード利用者が多くなっている今日、便利な反面カード決済は長い。しかも率。前金で仕入れているので、当然キャッシュフローが悪くなる。アルバイト・従業員などの時給も上がり、厳しい状況に追い込まれる。

いままでと同じ風にやっていたら、この苦しさから脱することができない。価格競争から脱却するのは、「差別化しかない」。お客さんにとって自分のところで給油したら、どんな得を得られるのか、がキーポイント。同じガソリンにどう付加価値を付けるのか。

できない理由を探さず、どうしたら出来るのかを考えよう。

早い判断・早い実行・早い修正


だから言ったじゃないか!ってまた起きた。今度はコロナ編。

誰がかかってもおかしくないオミクロン。早く有給使って休みのローテーション組めと。それはフォロー体制の構築につながるからだ。しかし、早い実行ができなかった。そして本番になってしまった。

職人気質があだとなるこの業界。どこまで早い修正ができるのかが、今後の西太成長につながると思っています。

さあ~知恵を絞れ!!そして早い実践実行!

きっと差が出る


オミクロンにはさすがに参ったというより、あきらめたよ。WITH CORONAまさにこのこの言葉がピッタリ。エッセンシャルワーカーに該当する我々市場人。販売先が止まっていくので、ヒマ。この暇をどーする?

有り余る余暇?それともスキルアップに充てる?日々忙しくて、疲れて、仕事の向上を目指す時間がありません。なんてできない理由を探して、その言い訳すらも言えなくなるほど時間が余るはずです。

だからコロナ禍だからできるチャンスを見つける。時間というお年玉付きだから。

そのチャンスを自分を磨くチャンスにしたヤツは、きっといつかは差が出るはず。

自分の経験では、バブルがはじけて虚脱感といつかはよくなる期待など、他力本願でそれを祈ってた連中を横目に、営業(人脈作り)・セミナーなど粛々と活動していました。すぐには答えは出ないけど、今になって見ればそれが役に立っている。一番が、常にポジティヴに物事をとらえるようになった事。少しずつ自分に自信が持てた事。

皆にアドバイスできるのも、それがあったからこそ。その経験があったからこそ。

きっと差が出るこの時をみんなはどう過ごす?

西太標語「時間は寿命」

メリハリ充電期間


オミクロン株が発生して、日本に上陸。そんな話題で業界もしんみり。連休明けの今日もシ~ンって感じ。とても休み明けとは思えない。これから上向きになる話しより、いつ緊急事態宣言になるのかと暗い話ばかり。

そんなときは、仕事を少しでも離れ、仕事関連ではない自分が気楽に会えるレベルの人と会うのがいい。できれば、自分より劣るな~と思う人。そんな人の話を聞いて優越感に浸るのもいい。

一方、緊張感と説教をもらう相手も忘れてはいけない。これがメリハリのひとつ。

人間関係のメリハリ。仕事のメリハリ。

充電期間と思って、力まず、いつでもMAXスピードを上げられるようにリラックス。

明けましておめでとう


早いもので、還暦の年を迎えることになりました。突っ走ってきた35年。振り返ると反省ばかり。だから、ちょっとだけ振り返って、後はひたすらポジティヴに考え前に前に未来に向けて進んでいきます。

苦労は買ってでもしろなんて先輩は言うけれど、苦労はしたくない。でも周りは苦労したねとか言ってくれる。苦労=経験をいかに楽しいマイレジェンドにするかです。苦しかったことは、あとで笑いのネタになったり、人に注意を促せる。

ここ最近では、元気をもらいに来たという人がやたら多い。うれしい事です。経験したことでしかアドバイスできないけど、レアなアドバイス。きっと聞いた方がいいと思う。

とにかく今年は元気な厄年を過ごそうと思います。

反省して飛躍!


気が付けば私も来年還暦を迎えることになりますが、初老の自覚がない…。いつそれに気が付くのかが楽しみでもあり不安でもある。きっと社員が、私が伝え続けた事を実行し、成果を出したところから初老に気が付くのではないかと思っております。

私は、その初老の自覚を持たないためにも、変革し続けたいと思います。まだまだ若いもんには負けないぞと。

昨年より、あまり営業に口を出さぬようにしていますが、目に余る事をしでかす。同じ失敗を繰り返す。ただ、少しずつその回数が減ってきていることも事実。

反省したらあとは飛躍のみ。

自分の目標を持つこと。これってこんな時代だから大事なことなんだよな。